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港区西麻布らしいイケてる『居酒屋』・「分かりやすい」は強み・流行る店には訳がある…が、口では説明できない・山田五郎さんの思い出

2018.3.4 旧ニュース
港区西麻布らしいイケてる『居酒屋』

西麻布の一軒家 

看板無しの居酒屋

博多串焼 野菜巻き工房『山田五郎邸の ごりょんさん』

昨日まで店に張り付いて飲みまくりの食べまくりました^ ^

そして沢山のお客様にご来店頂き誠にありがとうございました!

 

さて

この居酒屋

自分で言うのも何ですが
なかなか港区西麻布らしいイケてる『居酒屋』に仕上がったと思います。

あの住宅街という立地

港区西麻布という土地柄

店舗デザインとメニュー及び価格帯のマッチング…

全てにおいて『BASICS』の集大成とも言えるお店の『居酒屋』が出来ました。。。

が、しかし!!!

お店は長く続けて繁盛させてナンボでございます。

お店は『造る事より育てる』事が大事なんです、、、

この事を肝に銘じてスタッフ一同と取り組んでいく所存でございますので皆様今後ともよろしくお願い致します!!!

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「分かりやすい」は強み

自分で言うのも何ですが
かなりイイカウンターです、、、

やっぱ居酒屋はカウンターだよなぁ~

先日師匠である居酒屋の神様と呼ばれる宇野のお父さんにお褒めの言葉を頂きました

「ガンちゃん!分かりやすいのが一番だ!この店は凄く良い店だし凄く分かりやすいよな!」と…

要するに
何屋で何をやっているのかが
一目瞭然で分かりやすい業態が一番だよな!

と、仰って下さいました。

世はまさに外食戦国時代…

僕の周りでも伸びてる飲食店の業態は
大倉さんの『鳥貴族』や
ヌッキー田中の『串かつ田中』
井石君の餃子業態『ダンダダン酒場』などなど
非常に分かりやすい業態がやっぱ勢いよく伸びています、、、

今の時代の居酒屋は
奇をてらってワケの分からない事をやるよりも
一目瞭然で何屋さんか分かる業態が一番いいんだなぁ~

なんて思う昨今でございます( ̄▽ ̄;)

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流行る店には訳がある…が、口では説明できない

シドニーから研修に来てくれている森ちゃんと
統括出部長の出部也君を連れて
四谷三栄町にある
僕の居酒屋の母ちゃんがいる
あの超ウルトラ大繁盛店『たん焼き忍』を森ちゃんに見せたくて急遽行って来ました(^ ^)

森ちゃんはシドニーに移住して15年。

シドニーでの文化

特にオージーが何を好み、何を嫌がり、どうすればオージー受けする居酒屋が出来るのかを知り尽くしている

その森ちゃんにどうしても見せたかった『たん焼き忍』。。。

店の雰囲気

店の空気感

もちろん料理…

オージーの好みを知り尽くす森ちゃんはどう反応するのだろうか…

俺の居酒屋の母ちゃんと(^ ^)

創業40年

今だに最高売上を更新し続けるお化け店…

今の時代

飲食店の二年後の生存率は50%

更に10年後の生存率は僅か5%だ、、、

10年後には実に95%…殆どの飲食店が潰れてしまうと言われているこのご時世に
40年も続けて来て
今だに最高売上を更新してる『たん焼き忍』はお化け店だと思う。

その訳は決して口では説明は出来ない

先ずは連れて行って『忍』を経験するのが一番だと思った。。。

流行る店には訳がある。。。

ここ『忍』は本当に奥が深いですね、、、

その辺の薄っぺらい居酒屋チェーン店には絶対に真似の出来ない『奥深さ』がありますね…

理想だけど

そーゆー居酒屋をシドニーサリーヒルズで創りたいですね…

うちのお店の目標である『息の長い店づくり』…

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山田五郎さんの思い出

今回の西麻布店の店名が

何で『山田五郎邸』なのか???

そんな質問が相次いでおりますのでここで御説明させていただきます。 

今から遡ること21年前
不動産会社から物件の紹介がありました
その物件名は『山田五郎邸募集』と記されておりました。

山田五郎さんとは
この西麻布店の持ち主
つまり大家さんの名前でございます。

この西麻布の戸建て物件を一目見て『ピン』と来た私は
全く悩む事なく申し込みを入れました

そして数日後不動産会社の営業から連絡が入りました。

営業君の話によると
大家さんが直接僕と面接をさしたいと言っているとの事でした。 

そして数日後
私は緊張しながらも大家さんの面接に行きました。

場所は六本木交差点から飯倉の交差点に向かい直ぐ三、四軒目あるビル
そのビルには『山田ビル』と記されておりました。

六本木の一等地の場所です。。。

「こんな一等地にビルを所有しているんだ…」と、そう思いながら僕はエレベーターのボタンを押し
最上階にある事務所に向かいました。

エレベーターの扉が開くと
そこは所狭しとテーブルとソファが置いてあり
直ぐ様初老の男性が僕を迎えて下さいました、、、

その男性こそが山田五郎さんでした。

山田五郎さんは日本海軍出身のとても厳格な方でございました。

僕はその厳格な山田五郎さんに何故西麻布のあの場所で居酒屋をやりたいのかを必死に説明したのを覚えておりますが
何をどう説明したのかは
今となっては殆ど記憶に残っていません、、、

ただ
もの凄く緊張をしたのは
21年経った今でも覚えております。。。

その物件『山田五郎邸』は
私は以外にも強豪する飲食店が二社申し込みを入れて来ました
その二社は僕の店なんかよりはるかに有名な大きな飲食会社でした、、、

それを事前に不動産会社の営業から聞かされていた僕は知名度や会社の規模では到底太刀打ち出来ないと思い
とにかく必死に西麻布出店への『想い』を山田五郎さんに伝えたのです。

日本海軍出身の山田五郎さんは僕の話を黙って聞いて下さいました
そして話を終えた僕に小さく頷くと
緊張しまくりの僕にこう仰いました

「決めたよ、君に貸すことにするよ」

僕は「えっ?」と思わず驚いた表情に変わります

何故ならば
僕の店以外にも他に二社申し込みを入れていたのを事前に不動産会社から聞かされていたし
その二社とはまだ面接をしてないはずなのに…

僕は嬉しいのか何なのか戸惑いながら六本木の山田ビルの事務所を後にしました。

数時間後不動産会社の営業から連絡が入りました

その営業君の話によると
一番最初に申し込みを入れてくれた僕が
あまりにも真っ直ぐに物件への想いを語る姿に
山田五郎さんは「この若者に決めた」と直感で決めたそうなんです
そう決めたら他の二社とは会う事も無くお断りをしたそうです

いかにも日本海軍出身の厳格な山田五郎さんらしいなぁ…
と、僕は思いました。

そして西麻布に一軒家の居酒屋『てやん亭”』が誕生しました。。。

それから数年後
山田五郎さんはお亡くなりになり
この世を去ったとの知らせがありました。。。

そして一昨日2月26日『山田五郎』さんの名前は
その山田五郎さんが生活をしていたそのお家で、居酒屋として復活致しました( ̄▽ ̄;)

何かね…

そんな想いもありまして大家さんの名前を使わせて頂くことになったのです(^^;;

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※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。

2018/3/4 19:12 旧ニュース