てやん亭゛・ジョウモン・ミートマン・バードマン・ごりょんさんのガンさんこと"岩澤博"率いるベイシックス・オフィシャルサイト

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想い・・・「てやん亭゛」西麻布店の巻き

お店に対する想い。。。

先ず『てやん亭”』西麻布店の巻き。

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表参道に『てやん亭”』を出店して
それはそれは平日でウェイティングが出来る程の大繁盛店になっていた頃
何となくスタッフを見ていて
どうも接客とかサービスとか
仕事面が雑になって来たと思い悩んでました。

このままだと
会社と俺は儲かるけれど(笑)
スタッフの為にはならないな…

そこには
御客様に対しての想い

「何とか喜んで帰って頂きたい!!!」

そんなハングリーな思いが
日に日に失いかけていた様に思えて仕方が無かった。。。

このままだと良い人材は育たない…

と、俺は判断した。

そして
こう思った。

こうなったら
とことん御客様が来ない様な
とんでもない『悪立地』に店を出して
こいつらにも
俺自身も苦労をして
一から叩き直さないと
居酒屋人間としてダメになってしまう。。。

などと真剣に悩んでいました。

そんな矢先に
西麻布の住宅街に民家の戸建て物件が出た。

正真正銘住宅街。

人通りなど全く無い。

当然周りに飲食店などある訳もない。

それでも俺は『ピン』と来るものを感じ
シコタにも即物件を見せた

すると彼はこう呟いた

「ここで店をやったら凄い事になりますね」

と、言った。

今思い出しても
一体何がどうして
どの様に凄い事になるなかなんて想像も付かなかったけど
とにかくこの物件を手に入れて居酒屋を造る事にした。

一番ネックだったのは
近隣住民の理解だった。

俺は近隣住民の方々に呼び出され
近隣住民に迷惑をかけません!
と、云う内容の書類にサインをさせられた。

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そりゃそうだ
静かな住宅街だと思い
一生物の一軒家を購入したら
隣に居酒屋が出来るなんて
俺もその立場だったら大反対してるに違いない

何はともあれ近隣住民の方々の御理解も得て
西麻布に『てやん亭”』はオープンした。

想い…

想いは沢山あった。

それは絶対にメディアの取材は受け無い。

メディアの取材を受けて
店が世間に知られて
御客様が御来店されても
それは本当のお店の実力では無い

御客様を呼ぶのはメディアでは無く
御客様を呼ぶのはお前達自身だ!!!

そんな言葉を俺はスタッフに投げ掛けていたのだ。

メディアに取り上げて
御客様が大勢来てもスタッフの為にはならない。

それが俺の勝手な持論だ。

スタッフには苦労をさせてナンボ。

それも俺の勝手な持論だ^_^;

場所柄なのか
グルメ雑誌
週刊誌
TVなどと
とにかくありとあらゆるメディア取材の依頼を受けたが
物の見事に全て丁重に御断りした。

終いには
『取材御断りの店』として取材させて欲しい
なんて話も頂いた(笑)

それでもあえて『口コミ』一本に絞り
スタッフは全身全霊をかけて日々の営業に努力した。

もちろん俺も二階のホール担当として現場で働いた。

二階にはキッチンは無くて
テーブル席のみとなってしまうので
ホールスタッフがただの『運び屋』になって欲しくない!

そんな想いもあって
俺はスタッフに指導しながら
二階のホールで接客をした。

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二階の団体の御客様は一度に集まらない事が多い
そんな御客様の為に
遅れて来られた御客様の為に料理を取り分けしたり
色々な御客様目線で精一杯のサービスをしてみた。

そんな日々の努力と苦労が実って
西麻布のお店は
いつの間にか世間に知られ
何とか売れる店に育って行った…

そしてさらに月日が流れて
西麻布のお店は
とうとうイギリスの高給誌ガーディアンが選ぶ
東京の居酒屋で1位に選ばれてしまったのだ。。。

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あの時シコタが呟いた

「ここで店をやったら大変な事になりますね」

とはこの事だったのか???

それとも

あの森高千里が
普通にカウンターで飲んだ時か?

それともハリウッドスターが来店された時か?

それとも読売ジャイアンツの選手が合コンしてた時か?

それともサッカー日本代表選手が合コンしてた時か?

と、まぁ
西麻布のお店は間違いなく世間に知られていった。

これは
メディアの力でも何でもない

スタッフひとりひとりの日々の頑張りと努力がそうさせたのであります。。。

皆さん!

これが居酒屋造り

店造りの醍醐味なんですよ!醍醐味!

最初は確かに苦労を強いやられます。

初代店長のシコタと俺は喧嘩しながら
時には悔し涙を流しながら
この西麻布店を育てていった

だから『今』がある。

だから『息の長い店』が出来た。

俺はそう信じて疑わない。

店を育て

人を育てる

これこそが飲食店経営者使命であり醍醐味だと俺は思う。

それが『てやん亭”』西麻布店への『想い』だ。。。

因みに初代店長のシコタは
後に独立を果たし
神楽坂で一軒家を改装した
看板の無い居酒屋『マスマス』を創業し
大繁盛店に育てあげた。

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ダディーフィンガー・オフィシャルサイト
www.d-finger.com/

経営者の『想い』は必ずしも受け継がれるとは思えないけど

経営者の『想い』が強ければ強いほど
必ず受け継がれるのではないかと俺は思います。

そう思わせてくれたのが

この『てやん亭”』西麻布店だったのです。

店を繁盛店に育てたい一心で
ただひたすらに頑張って来たけれど

本当は俺たちスタッフが
お店に育てられて来たんだよね、、、

以上『想い』西麻布店の巻きでした。

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追伸

僕は良く自分のお店の中で
何処のお店が一番好きか?と聞かれます。

もちろん全部好きだけど
その中でも何処か?としつこく聞かれたら

西麻布店です。

と、今でもそう答えます。

2016/6/8 11:51 ガンさんに訊く