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志村けんと上島竜兵

2023.8.29 ガンさん日記

夏の終わりに久しぶりに禁酒生活を送ってみた。

今回は外食、特に居酒屋は酒の誘惑に打ち勝つことが出来そうにないので

ご飯屋さんで食事を済ませて帰宅して家でおとなしくする事に決めた。

そうなると当然ですが「暇」なわけで


何を思ったのかわからないけど

SNSで配信されている「志村けん」さんの

過去のコント番組を片っ端から観たんだけど


今更ながらだけど

その面白さに釘付け状態となってしまった。


特に志村けんさんと相方のコントの間の取り方

相方とのアドリブが良い感じに絶妙な空気感を画面を通して伝えており

究極の笑いを誘い出すやり方は

もはや阿吽の呼吸を呼び込む天才だと思った。


特に絶妙だと思った相方は上島竜兵さんだった。

志村けんさんは上島竜兵さんの良さを最大限に発揮させる天才だと思って観た。

また上島竜兵さんも相手が志村けんだからこそ出来る絶対的絶妙な「ボケ」は

もう神がかっているとしか思えないほど腹を抱えて笑えるのだ。。。


現場の読み方

現場の空気の作り方

その場の共演者を乗せる技

志村けんさんは、その全てにおいて天才的な力を発揮していました。


と、同時に

これは我々飲食店にも共通するものがあると思った

飲食店で最も大切な事は、美味しい料理やサービスや清潔感はもちろんだけど

それらを相互的に表現できる、店の空気感を演出できる現場スタッフ達の力と同じ事が言えると思うのね、、、


どんなに料理が美味しくても

店のスタッフ同士が険悪な雰囲気を出してて

最悪の空気感の中で食事をしても

我々客は美味しくも楽しくもないワケよね…


画面を通じてスタジオという舞台で笑いを創り出す志村けんさん。

我々もお店と言う舞台を与えられてお客様たちを楽しませたり喜ばせたり…

それは志村けんさんも

我々居酒屋人間も

対面的に相手を幸せにする事には何ら変わりはないと思った。


そんな事を想いながら志村けんさんと上島竜兵さんのコントを見ていたら

何だか色々と教えられて

とても幸せな気持ちになって、

尚且つ勉強になって、

心の底から笑えて楽しくなっていた、、、が、しかし

ご存知の通り

残念ながら今はこの二人はこの世にいません。

二人とも天国にいます。

もう何年も前だろうか、、、

行きつけの六本木の「くるくるBAR」で呑んでいたら、上島竜兵君が店に一人でやって来た。

僕と上島竜兵君は同い年と言うこともあり一瞬で意気投合してたくさん酒を酌み交わしたことがある


上島竜兵君は師匠(志村けん)と麻布十番で呑んだ帰りだと言っていた。

俺も上島竜兵君も昔の昭和の唄を一緒に歌いまくった…

そして何より彼の持ち芸である

泣き芸と帽子芸まで披露してくれた。

要するにTVで見る上島竜兵そのまんまだったのである、、、


どれぐらい酒を飲んだのかは記憶してないけれど、とにかく楽しい人…

それが上島竜兵クンの印象だった。

上島竜兵君

あの時はありがとう

俺たち居酒屋人も

ある意味芸人と同じなんだよ

目の前のお客様を喜ばせるってこと

お客様に喜んで帰って頂くこと

それが出来なきゃ

居酒屋稼業なんてやる資格なんて無いってことだよね

「居酒屋人は芸人であれ」

やっぱこの理念は変わらず持ち続けよう、、、

志村けんさん

上島竜兵くん

ありがとう😊

2023/8/29 13:22 ガンさん日記