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4年前の投稿

2024.4.27 ガンさん日記

『テイクアウトを始めて学んだ事』

俺自身

色々な想いが錯綜する中

先週の金曜日からテイクアウトを始めて三日間が過ぎました。

その色々な想いと言うのは

はたして 

これほど人の全くいない都心で

テイクアウトをやっても売れるのか???

そんな想いでした。。。

勿論衛生上のことは最重要課題だけど、、

先ずは

結果として売れのか?   

いや

売れないだろ? 

だって

渋谷も六本木も西麻布も人なんて歩いてないんだから

だから言ったの俺

結果が出なけりゃ直ぐ止めていいからと、、、

あらかじめ街をリサーチしてあの状況を見たらね、そんな事も言いたくはなるのよ

だって

それ殆ど今の東京都心に人はいないのだから…

しかし

その予想を(良い意味で)裏切ってくれて

なんと(常連様や友人、知人に助けられて)

1日5万とか売れちゃうんだよね…

これ

正直言ってビックリ。

あの一個500円とか600円とかのお弁当や料理がね

あの単価で5万円を売るのはけっこう驚いた。

正直売れても1万とかね…

そんなもんだろうと思ってた。。。 

皆んなはさ

普段から1日30万とか 50万とか平気の平ちゃんで売ってるから
どう思うかはわかりませんがね、、、

我々箱型の居酒屋って

お客様が入って来て  

席に座って下さり

料理やお酒をオーダーして下さって

その一品一品の積み重ねでお会計が成り立つわけよね

でもさ

テイクアウトはさ

先ず店内に入って来ない

当然着席はしない

そして何より

お酒をオーダーしない。

これでは我々の得意とする接客と言うパフォーマンスがそれほど発揮出来ない、、、

そこが店内での接客とテイクアウトの店頭でのサービスの大きな違い。

元々居酒屋商売は
よほどエゲツない呼び込みとかしない限りは基本的に「待ち」の商売なんだけど

テイクアウトの商売はモロに「待ち」だもんね、、、

これをどう攻めの商売に変えるかが彼らの腕の見せ所なんだろうけど

どうやらかれらは「待ち」の商売に徹する事なく「攻め」の商売

つまりは売り方を

店内での商売とは違う方法で

いわゆる攻めの商売に徹する事を習得したとしか思えない(笑)

でなきゃ

あの人の居ない六本木や渋谷で

あの単価で5万円とか売れるわけがない…

南平台店とかは
店の前に人通りが無いから
西郷山の公園まで移動して
売りに行ったのは驚いた💦 

でもね

そして何より

彼らは「商品を売る」と言う事への大変さ
更に1万円を売る事の大変さを痛感したに違いない

何らかの形でも

ハングリーに商品を売る!

という気持ちがより一層強くなったと思うよ。

銀座のとあるお店ではさ

原価一本22000円のワインを
客の前でコルクを抜いただけで
三倍の65000円で客に出すバカげたお店があったが

そんな商売を身に付けてしまったら

もう商売人としてはお終いだ。

でも

ウチのスタッフ達は

お客様が買って下さった一個600円のお弁当の重みと、その意味と価値を

きっと身に染みて理解してくれたと俺は思いたい。

お弁当を買って

帰宅して箱を開けて

お客様がおいしそうに食べている姿を

買って下さったお客様一人一人

是非ぜひ想像して下さい。

いつもはは

対面でお客様の反応が見れる俺たちと

今は違うんだからね

お弁当や料理を箱詰めする段階から

お客様の顔を

その喜ぶ顔を

是非ぜひ想像しながら造って下さい。

俺たち居酒屋稼業は

小さな価値の積み重ねなんだと

何かさ

今回テイクアウトを始めてね

改めて

そんな事を学ばせられてる気がするんよね…

ね〜🙌

そして

この三日間

わざわざ

お店にまで出向いて購入して下さった

お客様達に

心から御礼と

感謝を申し上げます。

3.11の時も

コロナの時も

いつもいつもお客様とスタッフ達に助けて頂いて「今」のBASICSがあるという事を俺は死ぬまで忘れてはいけないんだよね、、、

2024/4/27 0:11 ガンさん日記