長文ですみません。
最近SNSで見かける「お客様が来ません、助けてください」って投稿をあげてる変な飲食店経営者を度々見かけるけど、そんな投稿で集客してもそもそも君の店に実力が無いからお客様が来ないんだろ?って思ったりします。。。
そもそも昔はお客様が来ない事からスタートするのが当たり前だった。
今の時代みたいにお店を開店して、フォロワー何十万人の方がお店を紹介して瞬く間にバズってお店は大繁盛なんてのはあり得ない時代…そもそもそんなことで店が繁盛してスタッフは育つのだろうか?と、いつも疑問に思う。僕は昔からスタッフにはあえて苦労をさせていた。
ほら獅子の教えってあるでしょ?「《獅子は、子を生むとその子を深い谷に投げ落とし、よじ登って来た強い子だけを育てるという言い伝えから》自分の子に苦難の道を歩ませ、その器量を試すことのたとえ」
それと同じで、敢えて悪立地に看板も出さないで店を出してメディア等の取材は一切丁重にお断りしてました。
だからスタッフたちはもの凄く集客に苦労をするし、俺はあえてスタッフたちに苦労をさせる事によってお客様に対してハングリーに接客する事を身体と心で覚えさせてました。
当然結果が出る迄は相当な歳月を費やします、一年とか二年とか、、、もちろん僕も結果が出るまではとことんお店とスタッフと向き合います…
『心身ともに強い飲食人を育てる』
『店づくりは人づくり』それが僕の想いであり起業した時の理念でした。
苦労をして結果が出た時の嬉しさはそれはそれは計り知れないものがあってスタッフたちとその喜びを分かち合って来ました。
店を出してSNSで簡単にバズって大繁盛して、二号店、三号店と立て続けに店舗展開していく若い経営者さん達に言いたいのは『いつまでも、続くと思うな、お店の繁盛』
と言う事。
お店には成長期、安定期、衰退期があると思う。それは緩やかな放物線を描く様であればあるほど理想的だ。(もちろん衰退期に入ったと直感した時の対応や対処のやり方が大切だけどね)
一番タチの悪いのは店を出した途端に打ち上げ花火の如くSNS効果で店が大繁盛する事。それは打ち上げ花火の如く「パァ〜ッと上がってパッと散る」と言う結果になりかねないだからだ。僕は30何年間そんなお店を散々と見て来た…
もちろん長続きする店も中にはある。
きっとそんなお店の経営者は常にお店や店のスタッフと向き合って足元を固めて経営して来たんだと思う。。。
お店の実力🟰スタッフの実力
なんだろね、、、「お店は生き物」だから
生かすも殺すもお店のスタッフと経営者次第だと思います。
お客様が来ないからと言ってインフルエンサー等にお金を払って
SNSに頼って集客する事に走る様な安易で安っぽい経営者には成り下がりたくは無いですね、、、と、常に思う私ですが、今の時代そんな事は言ってられないのかねぇ…
そんな時代だからこそ
昔から常に念頭においている「息の長い店を創る」と言う事に今一度スタッフたちと理念を共有する時にあるのかもしれないですね。

創業当時のメンバー