今NHKの過去の朝ドラで『ひょっこ』を観ていて想うことがあった。
有村架純さんの演じるヒロインが集団就職で東京の工場のライン作業で働きながらラインのベルトコンベアの流れ作業に付いて行けず悪戦苦闘すると言う設定なんだけど、俺も二十歳の頃は上尾の自動車工場のラインの作業に付いて行けず悩みながら悪戦苦闘してた日々を想い出してしまった。ラインでの流れ作業は自分の持ち場の作業が遅れると次の工程の人達にめちゃ迷惑をかけると同時にひんしゅくも買う、、、辛かったけど自分にはその仕事が合わないと思って二年ぐらい勤めて退職をしました。
高卒で働きに出た俺は家に毎月二万円の生活費を入れながら居酒屋の皿洗い、ビル掃除、ミシンの営業、先に述べた自動車工場、そしてアパレルから居酒屋修行へと様々に仕事を変えて今の居酒屋経営者になりました。自動車工場のライン作業当時のことを振り返ってみても夏は冷房の効かない中、クソ暑い中溶接着を着て汗だくになったり、真冬は暖房も効かない中組み立て作業に煽られたりと楽しかった想いでなんて殆ど無いけど、それでもお金の為に頑張って働きました。。。そんなほろ苦い想いでが朝ドラのヒロインさんを見ていて蘇ってしまったわけね(笑)
『下積み時代』?いや下積みって言葉が嫌い、と言うか、俺は若い頃の経験は全てその人間を形成させる為の『上積み』だと思っているので、俺は下積みと言う言葉は一切使わない事にしている。
今『BASICS』で働いている君たち若者たちにも同じ事が言えると思います。
そりゃ楽しいことばかりではないし、嫌なことも沢山あるだろうしね、特に人間関係で悩む事が多いでしょ?(因みに東京商工リサーチによる退職理由の1番は人間関係です)俺もそうでしたよ…嫌なヤツってか自分と合わない人ばっかり(笑)俺が変わっているから仕方ないのかも知れんけど(涙)まぁことごく、ものの見事に嫌なヤツ等とばかり仕事させられてね(笑)しかしそれが今となっては凄く良い経験だったと心から思うのね…
「嫌なヤツの見本」みたいな人と仕事して来たからそれが反面教師となってこんな人間には絶対にならない!ってその嫌な奴等から教わりました。それも若さゆえの経験だよね!君たちは若いんだからもっともっと色々な人と出会って仕事して、良い事や、良くない事を沢山学ぶべきだと思うよ!アルバイトさん達は社会に出る前の貴重な予行練習なんだからね^ ^社会の荒波に揉まれる前の予行練習だからね!若いゆえの経験、若さゆえの失敗、挫折、、、これらは全部君たちのこれからの長い人生の『上積み経験』となってきっと将来的に財産になると俺は信じてます。。。
先日西麻布店で飲み会をしました。


尊敬する『Francfranc』の創業者の高島BOSSも昔のサラリーマン時代の話は凄く為になるし、『アンファー』会長の三山さんも小さい会社から必死になって働いて今や誰もがしる会社に育てあげた。井上公造さんの芸能リポーター時代の体当たり取材の話も壮絶だし、役者のム◯ツヨシ君も役者での仕事が殆ど無くて、長く喰えない時代は鮮魚市場で魚をさばくアルバイトで食い繋いでいた、、、皆さん若い頃は今の君たちと同じように自分の目標の為に必死になって頑張っていたんだね、だからこそ他人に対しての優しさも備わったんだと思います。皆んなホント優しいです。。。
若い時にしな出来ない経験、、、若いから辛くて苦しいけど、、、ね。
それでも一つ考え方の角度を少し変えてみてごらんなさい。今の経験は全てあなた達の人生の上積みになるのだから。

おしまい。
続編あり。