■ある程度の金額は出してでも納得する時代
実はここ数日
こんな俺でも悩んでいてね
昨日なんて店長達とランチミィーティングなんてしてね
色々お話をしてみたりしてさ……
このままではイケないと思いだしているワケなのよ……
肉をメインとした串モノは可もなく不可も無く無難に熟してて美味しいんだけど
一品料理に商品力のある力強い料理が出来ないモンかとね……
やっぱ料理は味は当然の事
見た目も肝心なので
今以上にグラム数を増やして
ドーン!と提供する方が断然良いと思い
改良して行く事に決定。
だってあの『ウルフギャング』の15000円のステーキが御客様から支持されて
4月一杯まで予約が取れないって状況ですから
今の御客様はその商品に価値を感じたら
ある程度の金額は出してでも納得する時代なんだって事を
もっと我々が感じなくてはイケないワケよね、、、
だからウチだって
最高級の鹿児島黒牛チャンピオン牛『さくら牛』の『A5ランク』に
もっと自信を持って値付けして
ドーンと力強く提供すべきだと思ったのですよ
■嫌がらせの方がまだいい
昨日僕の店で55名の大宴会がドタキャンされました。
予約を受けてから
確認の為に携帯は勿論の事
自宅や会社の固定電話の両方の連絡先も伺います。
また予約前日に確認の電話。
さらに当日にも確認の電話を入れます。
そこまで完璧に確認業務をしたにもかかわらず営業直前にドタキャンされました。
お店のスタッフは声を震わせながら僕に電話をして来たよね…
俺もさ「そりゃキャンセル料頂かないと…」とか言ったけど
後で冷静に考えたら
これって単なる嫌がらせ⁇
って気がしたのね。
お店に対する単なる嫌がらせだったなら
逆にその方が諦めつくし
その方が良い様な気がしたのね。
だって
これが本当に嫌がらせで無くてさ
例えば「掛け持ち予約」とかでさ
「そっち取れたなら押さえておいた「ジョウモン』キャンセルしとくね~」
なんて軽い考えだったら俺は御客様のモラルを問い質したい‼
昨日ドタキャンされた店のスタッフはさ
55名の大宴会の為に前日の夜から準備をして
朝早くから仕込みをして
55名の大宴会に備えていたんだよ‼
結婚式や熱海の大宴会と同じだよ‼同じ‼
■僕は西尾さんを心底尊敬する
僕が「楽」に入って間もない頃
下北沢で飲み会があった
入りたての僕に気をかけてくれて
優しく声をかけてくれたのが西尾さんだった。
西尾さんとは一緒に社員旅行もいった。
西尾さんと経堂の「楽」で一緒に働いていた時
西尾さんは店長から想像を絶する
壮絶なイジメにあっていた…
でも一番下っ端の僕はどうする事も出来なかった…
この人は何でここまでガマン出来るのだろう⁇
僕はそう思ったけど
この本を読んで
その謎がやっと解けた。
たがら僕は泣けた。
そして幸福感に満たされた。
居酒屋経営者として僕は西尾さんを心底尊敬する。
何百軒も店を経営する立派な方々の講演を聞くのも良いだろう
だけど
本当に居酒屋がやりたかったら
先ずこの西尾さんの本を読んで欲しい‼
いや
居酒屋のみならず
全ての商売人に読んで貰いたい!
この本には商売人としての基本が沢山詰まっている言わばバイブルだ!
■僕はそんな父ちゃんが大好きだった
嘘は言わない
時間は守れ
友達同士でカネの貸し借りはするな。
これは直接父から聞いた言葉では無い
けれど父は自分の生き様でそれを貫いていた
僕はそんな父ちゃんが大好きだったし
心から尊敬している。
ある時自分で独立したいと思っても自分は借金が出来ない事を知った。
借金って担保や保証人がいなければ出来ない事をしりまして、、、
オレ、家が貧乏だから保証能力無いし担保なんてあるワケ無いじゃん!
んで僕は必死に独立資金の1000万を居酒屋修行しながら働いて貯めたんだよね・・・
その1000万で小さな居酒屋を出してさ
売上げが殆ど無くても
毎日銀行にお金を入金しに通ったんだ
銀行に俺の事覚えてもらおうと思ってね(#^.^#)
結果その銀行から
今は数億のカネ借りちゃってます(^_^.)
こんなのも父の教えですね
銀行さんはちゃんと見ててくれたんですね・・・
お父ちゃん
ありがとうございます
※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。