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あくまでも『◯◯』が大事なんだ・変に自信が付いちゃった(笑)・どう伝わるかが勝負!

2014.11.28 旧ニュース

■あくまでも『◯◯』が大事なんだ

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僕の1号店『勝手口 てやん亭”』があった場所。

今は後輩の洋平が後を引き継で勝手口 ひまりやとして
美味しい魚や日本酒の店で頑張っている。

俺はね今でこそギロッポンに3店舗構え
夜のギロッポンでブイブイ言わせてるイメージあるかも知れんけど(笑)

21年前はこんな地味な街で
一人で店を切り盛りしてたんだよ!って話。

一緒に飲んだ剛とGAKUは
六本木ジョウモンのスタッフ。

あの『トリップアドバイザー』にて
関東5万軒の飲食店の頂点に輝いたお店だ。

お店は連日外国人や可愛い女の子で賑って
働くGAKUも毎晩接客しながら
鼻の下を長く伸ばし放題のお店だ(笑)

そんな派手な街ギロッポンで働くGAKUに
俺の原点の街
そして原点のお店を見てもらいたかったからだ。。。

金が無くて
借金も出来ない・・・
手持ちの自己資金だけ
自分で椅子を組み立て
自分で看板を書き
自分でテーブルの色を塗った
そんなお店だった・・・

 
ヤルからには1番!

西荻で一番の繁盛店を造り
華の都大東京の都心も都心のド真中で勝負して
絶対に一番の繁盛店を造って頂点を極めてやる!!!

・・・なんて全く思わず(^_^.)

「商売楽しもうぜ~」みたいな
そんな軽いノリ(笑)

でも結果
先も述べた通り関東5万軒で一番になった!(^^)!

結果は全て後から付いて来るモンです

結果に拘るよりも
俺はそこまでの『過程』が大切だと思っている。

100店舗やる!とか
100億売る!とか
金持ちになる!とか

そーゆー目標や夢を抱くのも悪くは無いけれど

あくまでも『過程』が大事なんだ。

その過程とは
商売をとことん楽しむって事だと思う。

俺はそうだったし
今でも商売を楽しんでいる。

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な?剛とGAKU!
商売って
お店って
居酒屋って
楽しいよな!!!

 

 

■変に自信が付いちゃった(笑)

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僕は楽時代本当に人間関係で苦労しまして(笑)
いやいや本当の話よ~(^^;;
これでも相当苦労したんですから~

一番の想い出はね
経堂の楽で働いてた頃
店長と二人だったのに
その店長が店に来ないのよ(; ̄ェ ̄)

店に来るのはバイトと同じ4時。

それまで1人で仕込みやらされてた(笑)

朝起きて事務所に売上届けて
松原のオオゼキに買い物行って
11時位に店に入って仕込み。

それでも意地で3時に終わらせてた。

でね
その店の売上は600万から700万くらい。。。

だから600万くらいの店だったら
俺1人で仕込み十分じゃん…
なんて
変に自信が付いちゃった(笑)

ま、今ではその店長さんに感謝してますよ(^_-)

で、実際に1人で店始めた訳だしね!

 

 

■どう伝わるかが勝負!

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「気合入れて書いてるよ!だってコレが俺等のメシの種だからね」。

その言葉に感化されたワケでも無いけれど
僕は創業当時からメニューは全て直筆に拘った。。。

「くいものや楽」に居酒屋修行に入り
先ず気が付いた事が直筆でメニューを書ける様になる事。

将来独立してお店を持った時に
メニューひとつだって業者に頼べばお金がかかる

そんなお金は勿体ないから自分でメニューを書く!
と、入社3日目でそう心に決めた(^_^.)

そしてその日に文房具屋さんに行って
筆ペンと落書き帳を購入して
先輩が書いたメニューを自宅に持って帰り
先輩の字を一生懸命真似して練習した。

毎日毎日
明けても暮れても練習した。

その合間に中華鍋にお米を入れて
米をこぼさぬ様に鍋を振る練習もした。

当時僕は既に27歳だった。

他人が10年かかることを
僕は3年で覚える覚悟でいた。

独立資金も貯めた。
家賃を払って
残りは全部貯金に回した
自分のお店を持ち
僕は毎日仕入れに行った。

肉屋、八百屋、魚屋。

そしてその日のお勧めを考えた。

無い知恵を絞って考えた。

そして仕込みに入り
仕込みが終わるとお勧めのメニューを書いた。

日付けを入れて
天気を書いて
一番目立つ欄にはその日に一番食べて頂きたい料理を書いた。

文字は強弱を付けて
リズミカルに書くのがポイントだ

その日の体調によって筆の走りに差が出る事にも気が付いた(笑)

体調が良くて
気分も乗って来ると
スラスラと筆は走った。

毎日毎日気持を込めて
この気持ちが少しでも御客様に伝わる様に
を込めて直筆で書いた。

どう書いたら食欲をそそるメニューになるか?
どう書いたら美味しそうなメニューになるか」?

そんな事ばかり考えて書いた。。。

メニューとは
たかが紙切れ一枚かも知れないが
その一枚の紙切れで
お客様にどう伝えるか
どう伝わるかが勝負なんだ。

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ウチで働く若者たちよ

君達に言っておこう。

お勧めのメニューを上手に書ける様になる練習をしなさい。

 

『メニューはメシの種』
そう肝に銘じて書きなさい。

 

 

※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。

2014/11/28 17:46 旧ニュース