■「大切」ってたくさんあるけれど
”ガンさん
商売はさ
気持ちと気合いと感謝と愛やね…
俺は本当に鮨を食べながら涙出て来たバイ。”
と、
あの
九州男児を絵に描いたような頑固オヤジ
八島やそきち氏をそう言わしめた店
それが南青山『海味』です。
僕も思うけど飲食店には幾つもの『大切』がたくさんある。
気持ちも気合いも感謝も愛も大切
そして何より美味しくなくてはいけない
そして値段相応でなくてはいけない。
飲食店において『大切』ってたくさんある
たくさんあり過ぎるくらいある。
しかし
その『大切』に気付く人もいれば
気付かない人もたくさんいます。
ガラスが曇ってて汚くなっていることに気付く人もいれば
気にならない人もいる。
トイレのある部分が汚れている事に気付く人もいれば
気にならない人もいる。
空いてるお皿に気付いて下げる人もいれば
そのまま素通りするスタッフもいる
店の前のゴミを小まめにチェックするスタッフもいれば
ゴミが落ちて様が何ら気にならないスタッフもいる
俺が思うに
大切な事って『気付く事』じゃないかなって思う。
色々な事に気付く事が『大切』なんじゃ無いかな…
そう俺は思う。
そこに
気持ちと
気合いと
感謝と愛。
こんなスーパーウルトラ凄い店…
理想ですね、、、やそきちさん(^^;;
そんな師走の長い夜の会話でした。
■変わりつつある「百軒店」
今から7年前に『ダイヤモンドダイニング』社長の松村厚久氏が
渋谷道玄坂に
地味に
間も無くオープンしようとする
私のお店『ジョウモン』の場所に
松村氏のセミナー参加者を全員連れてきて
松村氏は皆にこう言いいました。
『こんなありえない物件で、場所でお店を出す変わった人が居ます』
そう皆に言い放っただけで
松村氏は皆を引き連れて懇親会の会場へと向かったらしいです。
私が出店した当時の『渋谷百軒店』と言う場所は
バリバリの風俗街でした。。。
飲食店も
お酒を提供する様なお店は
いまひとつヤバそうな…
入るのが怖い…
そんな感じの飲食店ばかりでしたが…
今では
あの『串かつ田中』も出来るくらい
近隣にも若者がオーナーさんの
洒落乙なお店が続々と出来ておりまして
渋谷『百軒店』の雰囲気が少しは変わって来ました…
そして
またまた新たなお店が出来る様です
ビルごと丸々一棟の焼肉屋が出来るみたいです！
イイ事ですね！
街の活性化！
渋谷『百軒店』もとうとう変わりつつあります！
何か嬉しいなぁ～
って余裕こいてると
御客様持って行かれるから
フンドシ引き締めて
今まで以上に頑張らないとね！
改めて『店づくりは街造り』
そして『店造りは人づくり』だなぁと
そう考えさせられた師走の月曜日でした。
■ビル一棟の焼肉屋さん
今年もド派手に行われた『YM大忘年会』
ダイヤモンドダイニングの松ちゃんと
昔『マネーの虎』だった安さんが企画するこの忘年会は
もはや飲食業界の恒例行事となりました、、、
会場に入るなり
あの
怖い怖い『際コーポレーション』の中島社長が僕に近づいて来ました(^^;;
何か叱られるのかな…(-｡-;
と、ビビっていたら
ナント！ナント！ナント！
渋谷『百軒店』の『ジョウモン』の隣に出来る
ビル一棟の焼肉屋さん
それが『際コーポレーション』のお店だという事で
「ガンちゃんよろしくお願いします」だって(^^;;
いや～
こんな嬉しい事は久しぶりっすよ！
とうとうあの
誰も手を出したがらなかった
あのアンダーグランドな
あの風俗街の百軒店に
とうとう『際』さんが出店して下さるなんて…（涙）
中島社長！
是非御一緒に百軒店を盛り上げましょう！
なんて
生意気を言わせていただきました(^^;;
あー嬉しいなぁ～^o^
■難しく考え過ぎない勇気
商売は厳しい
それは当たり前だけど
ある意味で商売なんて簡単だ
くらいの気持ちも持ち合わせていないと
ビビって先に進めなくなる時がある
何を隠そう
この俺もその典型的なタイプなんだけど(^^;;
そんな俺でも一度だけ商売をナメてかかった事があった。
それが焼鳥屋をやる時だった。
「焼鳥屋なんて出来ませんよ！」
そう言うスタッフを連れて
俺は西荻窪のSEIYUに行った。
そこで
ガラス越しに焼鳥を焼くパートのおばさんの姿を見せて
俺はスタッフに言った。
「このパートのおばさんに出来て俺たちに出来ないワケが無いだろう？」
そんなナメた考えの元
出来たのが『博多串焼ジョウモン』だった。
まぁそんな事もありました。
基本的には商売をナメちゃいけないけれど
時にはナメてかかると
良い事も起こり得る場合があるかもね(^^;;
大切な事は
何事も難しく考え過ぎない勇気
そんな勇気ある商売人になりたいもんです。
※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。