この商売を止める時
私の創業の地。。。
私にとって特別な街…
商売の厳しさ
商売の難しさ
商売の楽しさ
御客様との距離感
全てを教わったのがこの街『西荻窪』だった
南口駅前の呑み屋街
仕事を終えてシコタとコージと三人で飲み明かした呑み屋街がここだった
この呑み屋街で
生まれて初めて生搾りグレープフルーツサワーを飲んで感動した俺たちは
翌日速攻で合羽橋に行って
生搾り機を購入し
お店で御客様に提供したんだよね
したら大好評だったのよ!
あの当時から俺たちは
とにかく何か目新しい事をやろう!という貪欲な想いが溢れまくっていたんだよなぁ
もちろんその想いは今でも健在だ。
その気持ちが無くなった時が
この商売を止める時なんだと俺は思う…
『感動』の押し売りなんていらない
フードスタジアムの佐藤こうぞう氏が本を出版致しました。
早速amazonにて購入し読ませて頂きました。
有難い事に本書の中で度々私の事も取り上げて下さっております。
こうぞうさん
ありがとうございます。
その中で私が大分前に
私自身のblogにて呟いた言葉が掲載されておりました。
「本来居酒屋というのは御客様と従業員が本気になって楽しむ場ではないのか?」
そしてこう付け加えてます
「私は年に何百軒という居酒屋を訪れますが
本当に感動するお店なんてそうは存在しない御客様に感動を感動をと言ってるお店に限って
従業員の自己満足的なお店が多いのではないか?」
と、、、
まぁ俺もこういうこと事を言ってるから
佐藤氏の次にこの業界で嫌われているのだけど(・・;)
この考えは今でもブレてません。
居酒屋で『感動』の押し売りなんてしなくても良いと思うのです(#^.^#)
そもそも客単価で5000円以内の居酒屋は
御客様にとって『日常』でなくてはいけないと思うのですよ…
その気楽な日常の中の
ちょっとした『喜び』や『楽しさ』を
御客様が感じて下されば
我々は幸せなのです
もちろんその中にちょっとした感動を
ごくごく自然に感じて下されば
我々はとても幸せでございますよね。。。
そんな日々の積み重ねが大切な結果を生み出してくれるんですよね、、、
まぁそれがなかなか難しくて日々悩んでいるワケですけどね~
店の外にまで溢れる
『吉祥寺の奇跡』と呼ばれる店『じゅん酔』のジュンが
満を期して出店した二号店『すっぴん』!!!
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13201731/
御祝いに来たけどドドド満席で入れず(^^)
外から中を覗いたけれど
愛も変わらずの抜群の空気感!!!
カウンターの中のジュン君が
商売を楽しんでるオーラをバリバリ放ちまくり!!!
そのオーラが店の外にまで溢れていた!
これなんだよね…
俺も昔
西荻窪の地下で店をやってる時に
御客様に言われたんよ
「てやん亭”は通りまで地下からの楽しいオーラが出てきてますよ」って言われたの
その言葉がたまらなく嬉しかったのを20年経った今でもハッキリと覚えています。
その言葉を言って下さったのが
あのサッポロビールの元社長の娘さんのマキさん。
嬉しかったなぁ…
美味しい催眠術
創業今年で38年目
ひたすらブレる事なく牛タン焼き一筋の『忍』さん。
http://www.tanyaki-shinobu.com/
もちろん今夜もドドド満席!!!
隠れ糖尿病なので
先ずは野菜をモリモリ食べて
美味すぎてナンボでも喰える(@ ̄ρ ̄@)
居酒屋経営って絶対にブレてはいけない事があると思います
それは店主のあたたかさです。
店主の笑顔です。
店主のおもてなしの気持ちです。
これはチェーン店には絶対に真似出来ない
出来っこ無い聖域に……したい……です(・・;)
カウンター内の店主の笑顔だけで
店の雰囲気
店の空気感はガラリと変わるんですよね!
四ツ谷の『忍』のお母さんが
あのクソ忙しい店の(笑)
あの狭いホールを笑顔で回すだけで
あのただでさえ美味しい牛タンが
とてつもなく美味しい牛タンになるんだよ
そうなんよね
店主の立ち振る舞いひとつで
料理だって美味しく感じさせてしまう
言わば
個人店の店主は御客様に対して
そんな催眠術をかけてるわけなんだナ
それこそが個店の武器
それこそが個人店の強み
それこそが個人店の醍醐味なんだ
※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。