時代遅れ
僕は店は買うものではない
店は魂と気持ちを込めて育てるモノだと思っています。
そーゆー古臭い考え方なんですよね~私は。
先日、フースタ繁盛ゼミに一緒に出演頂いた宇野のお父さんも同じだと思います。
今まで幾度となく商売を、事業を拡大するチャンスに散々恵まれながらも
決して事業拡大路線などに走らず
ひたすら自分の店の人材育成に力を注ぎ
スタッフを独立させて来た人はこの人以外そうはいないと思う。
ここ最近の外食産業は
以前にも増してマネーゲーム感が強まっていると思う
オーナー経営者は店を作り
その店をブランディング化して
良い値段で売り飛ばす
しかもその金額は年商をもはるかに超えたン十億と言う金がで取り引きされる。
本音を言えば、これからはどうなるのだろうか?と思うのである。
独立して店を辞めて行く人が多ければ多いほど当然人手は足りなくなる。
以前のように募集をしなくても
バンバン人が集まる時代では全く無いからだ、、、
ひと昔前までとは明らかにやり方を変えていかないと、お店の存続すら危ぶまれかねない時代になってしまった事は明らかだ…
僕は二次会の席でその本音をお父さんにぶつけてみたけど
「その時は潔く店閉めればいいんだろう」
とゼミの内容と同じ返答が返って来た、、、
宇野のお父さんは
こと商売に関しては絶対に誰よりも負けず嫌いで見栄はりなのを良く知っている私は
そのお父さんの言葉の奥に、何か内に秘めた覚悟みたいなモノを感じてならなかった…
何を聞いても昔と同じく全くブレる事の無いお父さんは本当に凄い人だなぁと思った。
今、巷では「あの店○○億で売れたらしいよ」「あの会社の時価総額は○○億だってよ」そんな話が飛び交う中、間違いなく宇野のお父さんの考え方も私の考え方もひと昔前の古臭い考え方だと思う…
でも宇野のお父さんも俺も『株』を売りたくて商売を始めたわけではない。
お客様が喜ぶ食べ物や飲み物を売りたくて、又お客様の喜ぶ顔が見たくて商売を始めた。
そんな私を古風な考え方だとどうぞ笑って下さい(笑)
目立たぬように
はしゃがぬように
似合わぬ事は無理をせず
お客様の心をみつめ続ける
時代遅れの飲み屋のオヤジでありたい
本当に怪我をしました
浪花の妖怪はんが良く僕に言うのですよ「ガンちゃんの(商売)やり方してたら怪我しまっせ」
要は
ウチみたいに悪立地で目立たぬ所に
看板も出さず店を出したら
普通の人ならば大怪我しまっせ~と、言うのです。
先日のセミナーでも
僕は商業施設などの他力本願には頼らず
あえて悪立地で苦労を強いやられる事で真の強いスタッフ達が育つのです!と、言うも
浪花の妖怪はんはその意見を真っ向から却下(^^;;
「そんなんガンちゃんしか出来まへんがな!他人には他人のやり方がおまんねん、商業施設はのそ戦略の一つでんがな」と、、、
まぁ確かにそうですね。
やり方は人それぞれです。
大体の人は怪我をしたくないもんね…
俺だって怪我はしたくないもん
だけど怪我をしてしまいました(≧∀≦)
商売ではなくて本当に怪我をしました。
夜のゲリラ豪雨で歩道橋の階段で滑ってモロにお尻と腰、そして肘を強打しました。
酔ってた俺は完全に『油断』してました…
転んだ瞬間自分に何が起こっているのか分からず
気が付いたら階段で仰向けに倒れてました、、、
あれ…?俺転んだ?…みたいな…
起き上がると、、、痛い…
腰とお尻が痛い…
更に左の肘から出血(≧∀≦)
直ぐにコンビニでバンソウコウを買って肘に貼りました。
翌朝起きたら激痛が…
六本木の外科に行ってレントゲン。
骨には異常は無いものの
肘の傷は意外と深く「縫うからね」と医師が言う。
患部に麻酔を打たれて傷口を縫うハメに(・・;)
でもこの程度で済んで良かったのかなぁ…と真剣に思いました。
打ち所が悪かったらとんでもない大怪我に、、、下手したら死んでたかもしれないよね、、、
油断すると本当に怪我ってしますね…
これ商売も全く同じだよね
油断したら直ぐ怪我します
商売は絶対に油断しちゃダメなんです。
俺がさ、何で自分のお店にしょっちゅう行くかって言うとね、
マジで自分のお店が心配で心配で仕方がないから行くのよね(・・;)
忙しいけりゃ忙しいなりにちゃんとドリンクや料理は出ているのかが心配だし
暇な時は暇な時でスタッフ同士ダラダラしてないかとかね、、、
BBQだよ全員集合!
今日は全店舗お休み頂いてBBQ大会。
スタッフの皆に日頃の労をねぎらいながら乾杯
あれから14年…ブレてないっすね
雑誌『飲食店経営』の元編集長の千葉さんと久しぶりにお会い出来ました。
仙台の佐々木ちゃんも一緒に(^^)
昔、浪花の妖怪はんと四ツ谷荒木町で呑んでいた時、千葉さんに初めてお逢いしました…
荒木町の沖縄料理のお店で僕は千葉さんの前で三線の音色に合わせて沖縄民謡を唄いました、、、
そして酔った勢いで「俺も『飲食店経営』の表紙になりたいなぁ~」と千葉さんに直談判したら本当に表紙に載せて下さいました。
あれから14年の歳月が流れました…
私は今でもしぶとく西麻布のこんな場所で生き残っております。
この雑誌『飲食店経営』のインタビューの中で僕はこう語っています。
「思うこと…なんだかんだ言っても飲食店の土台は『人』、店づくりは人づくり。例えば、どんなに立派な建物を建てても基礎がしっかりしてないとちょっとした災害で崩れてしまう、店も同じ、どんなに派手な店を造っても土台の『人』がしっかりしてないと潰れてしまう」と、、、。
さらに
僕らのように小さい会社が大手居酒屋チェーンと戦うには人しかない。
お客様の喜ぶ顔を見るのが嬉しいと言うスタッフか育ち、集団となっていく事が強い店を作る事だと思っています。
マネジメントというと先ず数字を重要視しますが、数字だけが全てではない。
それよりも若いスタッフ達の、今だけにしかない若さのエネルギーをどう活かしていくのかとうのが僕の務め。
こういう居酒屋経験者がいてもいいんじゃないかなと思います。
「どうしたらお客様に来てもらえるのか。9坪の小さな店だから出来ること、、、他所のお店に無いものって何だろうか…そんな事ばかり考えてました、そしてある時気付きました、客様に来てもらう事よりも『お客様にいかに喜んで帰って頂くか』が大事だということを。大変だったけれど、この時の経験が僕の財産になっているのです」
岩澤氏は常にお客様の目線で店を見る。
お客様に喜んでもらえる店になっているか、開店5分前には外観から店内までをお客になりきって眺め、気付いた所を直す。
これは現在も続けているという。
この様な内容の記事でしたが
14年経った今でも
オレ…
ブレてないっすね…( ̄▽ ̄;)
※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。