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マニュアルで失われるもの・『気付き』の差が生死を分ける・お客様は来なくて当たり前・お客様には丸見えなんです

2018.10.1 旧ニュース
マニュアルで失われるもの

昨日ある知り合いが西麻布の『ごりょんさん』に来て下さりFacebookにUPして下さいました。

Facebookから写真を拝借。

そしてスタッフの接客がいつも素晴らしいとのお褒めの言葉を頂きました。

俺はね
お店の造りや料理を褒めて頂くのも勿論嬉しいけど
スタッフの事を褒めて頂く事が一番嬉しいのです。

これホント飲食店をやってて心から良かったと思える時がこの時です。

逆に言えば
スタッフの接客の事でお客様からクレームを頂く事が一番悲しい…

死ぬほど悲しいのです。

この時ほど飲食店をやってて辛い事はありません、、、

 

僕のお店には接客マニュアルと言うのが一切ありません、、、

何故ないのかと言うと接客マニュアルの作り方がわからないからです(⌒-⌒; )

それにマニュアルと言うのは個々のボキャブラリーを無くしてしまうのでは無いかと思うからです。

極端な例えだけど…と、前置きをして
考えてみてください…
母親が子供を育てるのにマニュアルなんてないじゃないですか
母親が子供にご飯を食べさせる時にマニュアルなんてないじゃないですか
温かい料理は温かいうちに食べてもらいたい…
冷めてしまった料理は温めなおして食べさせてあげたい…
それは子供への『愛情』だけですもんね…

僕はそれが飲食店の接客の理想形なんですよね。

あくまでも理想ですよ!理想。

お客様が喜んで頂く事が心から一番嬉しくて楽しい!

そう思える集団を作りたい…

ただそれだけなんですよね…

俺は死ぬまでその理想を追い求めるんだろうなぁ…

 

 

 

『気付き』の差が生死を分ける

大雨の中暇で暇で潰れそうな『吉祥寺ジョウモン』へ。

カウンターに座ろうとしたんだけど
カウンターには前のお客様の残り皿が…

暫し片付け待ち…

しかし
我々待ちの残り皿を片付け様とせず
関係ない他のテーブルの片付けをするスタッフの姿を見て俺は隣に座っていたユカリにブチキレた(^^;;

「お前ら仕事の優先順位っての教えてねェのか?」

「………。」

「今片付けをするのはあのテーブルじゃなくてココだろ⁉︎」

と、とりあえず隣に居た吉祥寺ホール主任のユカリを大説教、、、

でも、この状況を見て
全く指示を出す気配の無い店長はじめキッチンスタッフ達の姿に私は怖さを感じた…

この店は完全に『暇慣れ』してるなと。。。

俺みたいに忙しい店で鍛え抜かれたエリートは先ずは真っ先に「お客様を待たせてはいけない精神論」を徹底的に先輩達から叩き込まれたので
こーゆーのんびりとした空気の読めないスタッフの神経が理解出来ないんです。

ユカリに言った「お前らこんなんだからたまたま忙しい週末に対応しきれないでお客様からクレーム頂くんだよ!」と、、、

飲食店従業員で最も大切な『気付く事』が店長はじめスタッフ全員が無いからこーゆー低堕落な店になる訳だ、、、と、言われても仕方あるまい…

この説教は『串カツ田中』まで続き…

ユカリと帰りのタクシーの中まで説教は続いた( ̄▽ ̄;)

流行る店のスタッフは多くの『気付き』がある。

暇な店のスタッフは『気付き』が全く無い。

この差は歴然だ、、、

 

 

お客様は来なくて当たり前

渋谷ストリームとか言う商業施設が渋谷を賑わす昨今…

今回もBASICSは地味に渋谷の路地裏で勝負致します。

『MEAT MAN』渋谷店。

場所は『ごりょんさん』宮益坂店の隣の隣のビルの1階路面です。

 

黙っていてもお客様が押し寄せる商業施設…

アホみたいに高い家賃に売上歩合

高額な業者指定のB工事などを請求される商業施設には全く興味がありませんです。

この様な人通りのない悪立地で
試行錯誤を繰り返しながらも
自分達の実力を試し
どれだ発揮出来るのかをチャレンジする事がBASICS流の人材育成だと思っています。

我々の目指すお店は
末永くお客様に喜んで頂ける
息の長い店づくりです。

そして
何よりも大切なことは
スタッフが成長体験を出来るお店…

「客が来て当たり前」

この腐った考えが一番スタッフをダメにします。

「お客様は来なくて当たり前」なんです。

私は良く言います

いかにお客様に来て頂く事を考えるよりも

いかにお客様に喜んで帰って頂く事が大事だと

残念ながらウチのお店も出来てない事が沢山ありますが、私自身その気持ちは絶対に忘れないで商売に取り組んでいるつもりです…( ̄▽ ̄;)

渋谷宮益坂『MEAT MAN』。

オープンは12月を予定しております。

間口も広くてオモロイお店が出来そうです^_^

やっぱ挑戦するって楽しいよね~

 

 

 

お客様には丸見えなんです

駒沢公園通りと246が交差する駒沢の交差点近くにある蕎麦、割烹、小料理屋さん『はる』。

鮪の刺身を頼むと
赤身と中トロとトロの炙りの三点盛り…
そして平目が端っこに…
前回の端っこはタコでした(^_^;)

こーゆーサービスが憎いですね^_^

終始私は麦焼酎の蕎麦湯割りをいただきました。

このお店は実に真面目で正直なお店だと思います。

私が言うのもなんですが…( ̄▽ ̄;)

丸見えの厨房での御主人の仕事を拝見していれば
そりゃあこんなボンクラ経営者の私にもそれくらいは分かりますよ…

こういう真面目で誠実で丁寧な仕事ぶりを見ながら頂く食事は実に美味しく頂く事が出来ますね

勿論お店の厨房の中はピッカピカです!

本当に最初のヌカ漬けから
締めのとろろ蕎麦まで
大変美味しく頂きました。

実際の美味しさ以上に
更に美味しく感じるんだよね…

身だしなみ
清潔感
無駄の無い機敏な動き

そして時々の笑顔^_^

これ、基本すね^ ^

今宵も勉強になりました。

 

 

 

 

※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。

2018/10/1 5:14 旧ニュース