飲食店に「近道」なんて無いのだから
博多串焼『ごりょんさん』がシドニーサリーヒルズにオープンして1ヶ月と少しが経ちましたが
日々本当に素晴らしい結果を出しております(東京のヒマな店とはエライ違いです…涙)
店舗規模は約60席で
毎日100名以上もの御客様に御来店いただいております。
ウォークイン、、
つまり「通りすがり」に立ち寄って下さるお客様も多いみたいです。
客単価は大体60~70オーストラリアドル。
12月の日商のアベレージでは6000$を超えました。
これは凄い事
正に開幕ロケットスタートと言ったところでしょう、、、
肝心な串焼のクォリティやスープの味もしっかりと美味しく提供されております。
又それらをサーブするスタッフ達も一生懸命頑張ってくれていてだいぶ成長して見えました。
それでもシドニーのビジネスパートナーである「is HD」のヨシさんは
「まだまだこれからが本当の戦いだ、今はただのオープニング景気に過ぎない」
と言っておられますが、私も全く同じ思いであり、油断は禁物だと思いました、、、
我々飲食店に『完成』と『ゴール』は無いです。
飲食店経営者として求める物は人それぞれですけど、今は結果を求めるよりも『過程』を楽しんでくれ!と、皆に言いたいのです。
これはシドニーも東京のスタッフの皆さんに同じ事を言いたい。
我々の商売ほど地味で地道な商売はありません。
特にド派手な商業施設などに店を構えている訳でもありません。
昨日より今日
そして今日より明日
君たちが「一歩一歩」確実に成長することが何よりも大切だと思います。
商業施設に店を出す以外は飲食店に「近道」なんて無いのだから
日々の地道な積み重ねが大事だと思います。
目の前の御客様に喜んで帰っていただく
今日来て下さったお客様に喜んで帰っていただく
その積み重ねしかないのです。
本当に御客様から必要とされているお店
年が明けてからと言うもの
25年間の居酒屋人生で
今まで経験した事のない激暇を喰らっております。
毎晩送られて来る売上報告を見て鳥肌が立つほどの状況でございます。
要するに御客様から必要とされていないお店だからこーゆー事態に陥る訳でございまして
改めて自分のお店と向き合う覚悟を感じている次第でございますが
そんな中でも本当に御客様から必要とされているお店に行って来ました
それが博多『こみかん』です。
接客、サービス、料理、コスパ、空気感、、、
どれをとっても最高のお店でした。
久しぶりに感動した『居酒屋』でした。
言っておきますが『こみかん』は居酒屋です。
場所は御世辞にも良いとはいえない場所。
居酒屋に立地なんて関係ない。
ネタはどれも一級品です。
そして
毎晩19時と21時30分に炊き上がる土鍋ご飯。
大将の拓郎クンが「土鍋ご飯炊き上がりました~食べる人は手を挙げて下さい~」と。
この大将の拓郎クンが凄いワケよ!
そりゃ食べるでしょ
しかも二杯食べました。
最初は銀シャリで
二杯目はコレ!
「このイクラ丼いくら?」
「800円です」
「安っ!」
ものの見事に
全てにおいて突き抜けた居酒屋『こみかん』。
よーするに
突き抜けているお店なのか
突き抜けていない普通のお店かの違いなんだよね
ウチのお店は全てにおいて突き抜けて無いから暇な店に成り下がったワケですよね、、、
それを俺もスタッフ達も認めて受け止めなきゃこの危機は脱出出来ないと思いました。
久しぶりに居酒屋で感動しました。
拓郎クン
スタッフの皆さん
ご馳走さまでした
本当に幸せな時間でした。
めちゃくちゃ勉強になりました!
赤坂 こみかん
福岡県福岡市中央区大名1-7-10 ワコウハイツ1F
092-734-3090
https://japanese-izakaya-restaurant-10014.business.site/
カウンターに座って酔っ払いながらも…研究!
これ
私のお店との向き合い方なんすけど…
女性客のリアクションとでも言うか
女性同士のお客様の反応をジーっと見て研究してるんですよね、、、
例えばね
料理が目の前に出されて
一体どの様なリアクションをするかを一部始終見て研究するんですよ
その料理や飲み物を目の前に出された時にスマホで写真を撮っているか?撮っていないか?
料理を目の前に出されて「わぁ~」とか「きゃぁ~」とかの歓声が上がっているかとか…
これは何処の飲食店でも言える事だと思うけど
繁盛店にはこの「わぁ~!きゃぁ~」スマホでパチリと写真撮ってインスタアップ!!!が必ずある。
カウンターに座って酔っ払いながらも
そんな女性客のリアクションをジーっと眺めているのです。
ね!スタッフの皆さん!そーゆー事なんですよ~
料理一つ一つにサプライズ
接客やサービスにもサプライズ
飲食店で最も大切な事…
それがサプライズ~~
※岩澤博のブログ「ガンさん日記」より、抜粋してお知らせいたしました。